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専門職として影響を発揮するために大事なこととは

 

私はプロコーチとしての自負がありますが、ちょっと想像してほしいんです。

 

私たちが日々目指しているのは、クライアントの目標達成をサポートし、彼らが自分の可能性を最大限に引き出せるように導くことです。

しかし、もしそのコーチ自身が目標達成をしたことがないとしたら、どうでしょうか?笑

目標を掲げてもすぐに諦めてしまう、いわゆる三日坊主なコーチはどうですか?

笑ってしまうかもしれませんが、そんなコーチに指導を受けたいと思うでしょうか?ちょっと信頼できないし、頼みたくないですよね?当然です。


コーチはクライアントにとってのロールモデルであり、信頼の基盤がなければ、効果的な指導は難しいでしょう。

 

 

では、翻って、理学療法士や作業療法士はどうでしょう。彼らもまた、患者の健康と生活の質を向上させるための専門家です。


しかし、もしその理学療法士が肥満であったり、糖尿病を抱えている療法士だったり、腰痛がちな作業療法士だったりしたらどうでしょうか?

やる気がなく、暗い雰囲気を持つ理学療法士や、食後に炭酸飲料とスナック菓子をむさぼる作業療法士がいたら、患者はどのように感じるでしょうか。結構こういう方、いますよね?


なぜ医療介護職だとこれが成立してしまうんでしょうか??

 

 

私たちの仕事は何か、と言ったときに、分かりやすく言うと、「相手をやる気にさせ、健康とより快適な生活を届ける専門家」だと思います。

私たちは、クライアントや患者に対して、健康的なライフスタイルを提案し、彼らが自分自身の健康を管理できるようにサポートする役割を担っています。

なのに、自身がそれが出来てないのに、やれ目標が~とか、やれ運動が~なんて話しをする。「患者の意欲が~」なんてことも言う。

 

 

これは全て、身体からにじみ出る影響なんですよ。

「プレゼンス」という言葉でも言い換えられます。それが無意識に相手に伝わってしまうんです。

 

 

 

 

「言行一致」という言葉があります。

これは、言葉と行動が一致していることを意味し、信頼を築くための重要な要素です。

 

 

もちろん、私だって完璧ではありません。

ですが、例えば、食べ物を意識する、上階まで階段を使って上がる、体重をチェックする、短時間での運動を欠かさない、自分自身が目標をもち、それを実行する。そんなことをやってます。

どれもちょっとしたことです。

でも、やってるからこそ、その大変さが分かるし、言うことにも説得力が生まれるのです。

「ああ、運動を続けるのって、大変ですよね。でも、こんな方法だと続けられますよ」と。

 

 

ぜひ、人にあれこれ言う前に、まずは自分にセラピー、自分にコーチしてみてください。

 

自分自身が健康的であること、目標を達成する力を持っていることを示すことで、相手に与える影響が各段に変わってくるはずです。

 

自分の行動が他者にどのように影響を与えるかを理解し、より良い指導者としての道を歩んでいきましょう。

 

 

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