これからのキャリア展開に迷ったときにまず考えるべきこと
自分自身の意識が高まってきて、さらにこの状況を何とかしたい、と思うと、急に今いる職場への不満や、ある種の退屈感が湧いてくることがあります。
すると、何か研修会などで得てきた他地域の先進事例や同職種で起業などされてる方を見ると、あこがれというか、自分もいつかはそんなアクションを起こしてみたい、そんな気にかられます。
「私もここを飛び出さないと」「何かを立ち上げないと」そんな焦りにも似た気持ちになります。
しかし、です。私がコーチとして多くの方たちと関わってきて、気付いたことがあります。
それは、皆さん、いわゆる「隣の芝生が青く見える」症候群にかかっているのです!
例えば、地域で認知症の高齢者が集えるような場づくりがしたい・・そんな夢があるとします。
でもそれはわざわざ起業しなければできないのか?
NPOを立ち上げなければできないものなのか?
いいえ、そんなことはありません。
皆さん陥りがちなトラップは、「自分の今いるところでは、新しい取り組みは出来ない」です。
私から言わせれば、一番簡単な方法は、今いる組織のしかるべき人に、企画提案書をもっていき、プレゼンしてみることです。
上司や周りの人に夢を語ってみることです。
それはしたのでしょうか?
これが、既存のリソース(資源)を生かす、ということです。
この何が良いのかと言うと、まずは資本(お金)です。
場所や地域での存在もあります。
これまで培った評判、ということもあるでしょう。
これらのリソースを良い意味で利用させていただく。
これを使わずして、1人で全てをイチから作り上げるのは並大抵ではありません。
逆に言うと、今いるところでその程度の展開ができなければ、どこに行っても実現は不可能でしょう。
もしあなたが今、抱いている夢や目標があるなら、ぜひ今の場所でトライしてみる価値があるのではないでしょうか。