株式会社メディケアソリューション

様々あるリーダーシップの形と“振る舞い方”の重要性

作成者: Eiichiro KUJIRAOKA|23/12/17 7:03



私自身、これまでの経験の中で、誰かの部下だった時もあったし、150床、職員120人規模の老健施設の施設長をしたこともあった。
その時も、さらに法人のトップの方たちの部下として、その姿を垣間見る機会があった。

そして実際、自分自身がやってきて、上手くいったこともあったし、上手くいかなかったことも多々あった汗

 


これまで数多くの関わりの中で、様々なリーダー達の姿を見てきて、良い例、そうでない例、様々なケースが全て自分の中の貴重な事例となっている。

 

***

 

だいぶ以前に、「この人のリーダーシップは素晴らしいな」と久々に感じたことがあった。これは女性だ。

ひと言でいうと、「ネイティブコーチ」。意図的か天然でなのか分からないが、とにかくこれはコーチだな、と。


天然で若干抜けているところがあるものの笑、これは愛嬌で、好き勝手言うメンバーたちに決してなびかず、上手に手綱を引いているのが感じ取れた。

また、みんなへの目配り、声かけを欠かさないのだ。

実際、部署の売り上げ自体もV字回復した。

 

 

その後、この方は異動になってしまい、今度は別の女性がこの役に就いた。さぁ、お手並み拝見、といったところ。

ところが・・


この方も素晴らしいと気づくには時間がかからなかった。

と同時に、随分不思議なリーダーシップの発揮の仕方だと感じた。

 

それは、「その人そのままで成立している」ということだ。焦る訳でもなく、張り切る訳でもなく、ただそこで存在してるだけで、場が成立しているのだ。

まさに余裕だ。専門職としての経験と器がそうさせるのか・・?

 

これぞ、今で言う「オーセンティック・リーダー」のそれであった。

 

 


かたや、ダメダメリーダーも色々とみてきた笑

まったくの無策、余裕の無さ、無策だけにチームメンバーの言ったことになびいてしまう、こちらがちゃんと見てもらってる感じがしない、安心感に欠ける、スピードの圧倒的遅さ・・・などだろうか。

 

それとか、一メンバーの時は優秀だったのに、その役に就くと、途端におかしな行動をし出し、面白味が無くなり、当初の期待とは裏腹に求心力を失っていく・・・こんなケースもよく見る。

これはまさに「ピーターの法則」と呼ばれるような状態である。

 

 

私はリーダー職というのは、いかにリーダーシップを発揮するか、ということもそうだが、その役目でどのように振る舞うか、ということがとても大事だと考えている。

この「振る舞い方」って、誰も教えてくれないし、だいたいにして正解もない。ただ、見るとやるとは大違いなのだ!笑

 

 

今後はいよいよ人を動機づけることのできるリーダーが求められていくだろう。というのも、そのような人材というのは、なかなか少ないからだ。

 

専門職としてやっていく中で、自分の上司もいれば、自分が上になることもある。

他部署にも、他施設にも、管理職の方はいる。

そんな様々なケースの中から、「これはイイな、素晴らしいな」「これはダメだな」そんなアリ、ナシのモデルケースを自分の中で蓄えていこう。

 

その蓄積こそが、あなたならではのリーダーシップを作っていくことになるはず!

 

 

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