より良い組織を作る管理職のポジティビティとは
こんにちは、クジラオカです。
これまでも多くの病院や施設、リーダーと関わってきましたが、接して、言葉を交わして、その肌感覚ですぐに分かることがあります。
リーダーの態度や言葉遣い、そしてその場の雰囲気から、組織の文化や方向性が自然と伝わってくるのです。
リーダーがどのようにスタッフと接し、どのようなビジョンを持っているのか、またそのビジョンをどのように実現しようとしているのかが、短い会話の中でも垣間見えることがあります。
そこで実感するのは、(よく聞く話しかもしれませんが)その組織(チーム)はトップ次第だ、ということ。
リーダーの考え方や行動が、組織全体の雰囲気や成果に大きく影響を与えるのです。
例えば、何かを提案した時に、どんな反応を示すか?その時の反応が、如実です。リーダーが提案に対してどのように応じるかは、その組織の柔軟性や革新性を示す指標となります。
後ろ向き、消極的、否定的、皮肉的になってはないか。よく、「石橋をたたいても渡らない」とか、そんな表現もありますよね?笑 このような態度は、組織の成長を妨げる要因となり得ます。リーダーが慎重すぎるあまり、チャンスを逃してしまうこともあるのです。
中でも私は、リーダーの前向き性、スピードというのは重要な要素だと思っています。リーダーが新しいアイデアや変化に対してどれだけ迅速に対応できるかは、組織の活力を左右します。
何か新しい提案に対して、途端にフリーズして、拒否反応を示していないか?
特に研修や、何かトライする事項でも、そのリーダーが「別にウチではいいや・・」となってしまうと、もうTHE ENDです。組織の成長は、リーダーの積極的な姿勢にかかっているのです。
ノッてる組織は、リーダーがノッてます。リーダーが情熱を持って取り組むことで、組織全体が活気づき、前進する力を得るのです。
あと特徴的なのは、その人自身がSNS発信を率先してやっている、もしくは好意的にとらえている。これは、意識が外向きであることを示しています。分かりやすいバロメーターです。リーダーが外部とのコミュニケーションを積極的に行うことで、組織の知名度や信頼性も向上します。
だから、伸びるところはますます伸びる。そうでないところは、ますます地味になっていく(停滞していく)・・そんな図式です。
リーダーの姿勢が、組織の未来を大きく左右するのです。
もちろんそれは単なる空元気とかではなく笑、広い意味でのポジティビティ(前向き性)というのは、非常に大事なことなのです。
ポジティビティとは、単に楽観的であることを指すのではなく、困難な状況においても前向きな姿勢を保ち、問題解決に向けて積極的に取り組む姿勢を意味します。
リーダーがこのようなポジティブな態度を持つことで、組織全体に活力が生まれ、メンバー一人ひとりが自信を持って行動できる環境が整います。ポジティビティは、組織の文化を形成し、メンバーの士気を高める重要な要素であり、長期的な成功を支える基盤となるのです。
また、あり方的に前向き性を発揮している、ということは、きっと「ご機嫌」なスタンスだと思います。
リーダーが常にご機嫌でいることは、周囲に安心感を与え、チームの雰囲気を明るくします。実はこの「ご機嫌」も重要なのです。リーダーがご機嫌でいることで、メンバーは自由に意見を述べやすくなり、創造的なアイデアが生まれやすくなります。
現場に巣食う閉塞感・・・これは、管理職の「不機嫌」に起因してたりします汗
リーダーが不機嫌でいると、メンバーはその顔色をうかがい、自由な発言や行動が制限されてしまいます。もちろん、本人にはその意識はないかもしれません。しかし、何とも言えずにじみ出るその「不機嫌」によって、周りはとても気を使うのです。
そこに、心理的安全性なんてものは生まれようもありません。心理的安全性が欠如すると、メンバーは失敗を恐れ、挑戦を避けるようになります。
確かに、様々なリーダーシップ論、マネジメント論がありますし、それこそコーチング云々もあります。
しかし、そういった小手先かつロジカルにどうこう以前の問題で、シンプルに管理職(リーダー)の基本スタンスがどうであるかが、チーム風土に少なくない影響を及ぼすことを念頭に置いておいた方が良いかもしれません。
リーダーの基本スタンスがポジティブであることは、組織の成長と発展に不可欠であり、メンバーのモチベーションを高める鍵となります。
ご参考になりましたら幸いです。
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