こんにちは、クジラオカです。
いちいち細かく「あーしなさい、こーしなさい」といった指示や口出しを頻繁にしてくる管理職って、いませんか?
このような、上司やリーダーが部下の行動を細かく管理し、指示を出すマネジメントスタイルを「マイクロマネジメント」と呼びます。
たとえば、
こういったことをいちいちされては、部下にとっては、とにかくやりづらい。
マイクロマネジメントは、部下やチームメンバーの自主性を奪い、創造性や自発的な行動を抑制することで、結果的に人のやる気をことごとく無くしていきます。
これでは人材として育ってくわけがありませんし、言われたことだけやっときゃ、になりますし、場合によっては「ハラスメント」「老害」と認識されてしまうこともあるでしょう。
たちが悪いのは、それこそが自分の仕事であると信じて疑わず、むしろそれを誇りにすら思っていることです。
彼らは、自分が細かく指示を出すことでチームがうまく機能していると錯覚し、他の方法を考えようとしません。
そして、細部にまで目を光らせることで、チーム全体のパフォーマンスを向上させていると信じ込んでおり、その結果、他のアプローチや新しいアイデアを試すことを避けてしまいます。
また、彼らはしばしば自分の能力が低く、明確なビジョンがあるわけでもない。情報量や知識技術も不足しているのに、あたかも自分が全てを知っているかのように振る舞います。
自分の限界を認識せず、しかし他者の意見や助言を軽視し、自己中心的な判断を下すことが多いのです。
実際には、部下にシンプルに任せてしまえば、メンバーが自分の力を発揮し、より良い結果を生む可能性が高いのですが、彼らはその可能性を見過ごします。
部下が自らの判断で行動し、創造的な解決策を見つけることで、チーム全体の成長と成功が促進されるにもかかわらず、彼らはその重要性を理解しようとしません。
こうした行為の背景には、結果的に、言うことを聞かす、従わせる、という欲求を満たしているのでしょう。
彼らは、他者をコントロールすることで自分の存在意義を確認し、権力を誇示することに満足感を得ているのかもしれません。
これにより、組織全体の士気が低下し、長期的には生産性や創造性が損なわれる危険性があるのですが、こうしたリーダーが自分で気づくことは難しく、大量離職が起こるなど何か痛い目をみないと、分からないのが現実です。
彼らは、日々の業務に追われる中で、部下の不満やストレスの蓄積に気づかず、結果として優秀な人材が次々と去っていく事態に直面することになります。
これにより、組織は新たな人材を育成するための時間とコストを余儀なくされ、さらに業務の停滞や混乱を招くことも少なくありません。こうした状況に陥って初めて、リーダーは自らのマネジメントスタイルの問題点に気づくことが多いのです。
もう何も打つ手は無いのか・・・
そこからがコーチングスキル&マインドの登場となるのです。
コーチングスキルを活用することで、リーダーは部下の意見を尊重し、彼らの成長を促すことができるようになります。
これによって、組織全体のコミュニケーションが改善され、信頼関係が築かれ、最終的には組織のパフォーマンスが向上するのです。
自分が正義と信じているやり方からの脱却はきっと痛みを伴うことでしょう。
しかし、まず「任せる」「認める」「信じる」あたりの基本スタンスから、ご自身を見つめ直してみることが第一歩なのではないでしょうか。