私が施設支援していく中で、よく聞くなと思った言葉があります。
それは、「温度差がある」です。
私たち管理職と特に一般職との間にいわゆる温度差がある、というのです。
これを聞いて、どう思われますでしょうか?
「そうそう、分かる分かる」でしょうか?
私は、この言葉に非常に違和感があります。
だいたいにして、温度差があって当然ですし、そうじゃなきゃ困る訳です笑
もちろん立場や役割にもよるでしょうが、見ている目線も違う、考えてる未来も違う、抱えてる責任も違う・・
とうてい、それと同じように一般職も考えよ、と言っても難しいのです。
とはいえ、です。
きっとこの「温度差」という言葉(私は使いませんが)、自分との熱量の差、思いの差、意図がよく伝わってない、などの状態のことを差すのでしょう。
だとすれば、それらを伝え、いわゆる「温度差」を埋める作業をどのぐらいしたのでしょうか?
ということなんです。
おそらく、この辺に関しては、疑問符を付けざるをえません。そんなにはやってないはずなんですよ。
それなのに、やれ「温度差がある・・・」と嘆いてばかりいる。。
ナンセンスですよね?笑
そこで、「温度差」という物言いを止めてみる。
となれば、「理解の差」「思いの差」「熱量の差」と言い換えるしかなくなります。
これらの差を埋めていきたい、ということであれば、それはさらに密な説明であったり、コミュニケーションが必要になるでしょう。そうなると、一気に「自責」の視点に引き寄せることができるのです。
そうか、「温度差」と感じていたものは、彼らの性質云々よりも、まず自分がすべきことはきちんとしたのだろうか?ということか、と。
ぜひですね、とかく「温度差がある」と言いがちになるのは、多くは管理する側になるかと思いますので、一体それは何の差のことを指しているのか? それを埋めるアプローチは十分にしたのだろうか?ということを振り返ってみて下さい。
今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました!
▶︎ぜひあなたのマネジメント上の悩みを聞かせて下さい(無料ヒアリング実施中)