愛知県理学療法士学会ー新人を“徹底開花”させるコーチングメソッドとは
さる1月30日午後に、NPO愛知県理学療法学会教育研修部主催の研修会にて、リモート講演いたしました。
https://note.com/mcsolution99/n/nad1d15e79ebd
第一部の講演は、株式会社Work Shiftの高木綾一代表のご講義「リハビリ部門の人材育成の考え方と手法」でしたが、私自身、大変勉強させてもらいました!
第2部の私からは、『新人の徹底開花を目指す実践コーチングメソッド』というテーマにてお話しさせて頂きました。
内容的には、このようなトピックにて、ご紹介いたしました。
まずあなたが教育担当しているどなたかを思い描いていただき、こう自問自答して下さい。
「あなたは、彼ら彼女らにどんな人材に育ってほしいですか??」
この方針如何によって、もう方向性は決まってしまうようなものでしょう。
答えから言ってしまうと、相手が新人だろうが、学生だろうが、中堅だろうが、私たちだろうが、もはや関係ないのです。
結局、時に教え、時に(あえて教えず)コーチングし、行動促進していく。
教えられたから出来る訳ではなし。最後には自分で気づいて、自分でやるしかない、ということ。
その前提でいった時、まず現代では動機づけそのものが変わってしまった、ということを念頭に置かなくてはいけません。
価値観や成功のモデルが近年さらに多様化している中、一職業人として当たり前の教え方をしていても、全くピンとこないことが往々にしてある、ということと、心ここに在らずではないですが、そもそもの影響源が職場内ではなく、SNSを通じた他の先輩メンターであったり、他のコミュニティに属していたりと、より複雑化している点です。
加えて、近年よく話題となる「心理的安全性」は担保されているでしょうか?
「何を話しても大丈夫」「ミスしても叱責されない」そうした心的安全が確約されているからこそ、自律性が育まれるし、そこで生まれた信頼関係が土台として無ければ、コーチング的アプローチが機能するはずもありません。
また、よく教科書的には、「コーチングではアドバイスはしない」ということが言われてますが、今回は対象が「新人」ということではありましたが、相手がまだ未熟ということもあり、だからこそ「教える」ということがやっぱり大事ですし、と同時にある場面では「あえて教えない」(=気付かせる,考えさせる)ことが大事になります。
くれぐれも、教えたことが理解し、実行することに直結するわけではない、という事実です。
じゃあどうするか、ですね笑
また、彼ら彼女ら個々が持つ強みや性質をいち早く見抜き、事ある度にフィードバックしてあげることは欠かせませんし。というか、やはり普段からのコミュニケーションの量でしょうか。それが信頼関係にも心理的安全性にも連動してくるわけですし。
ぶっちゃけ、好きでもない、信頼も尊敬もしてない人から教わりたいだなんて思わない訳なんですよ汗
その時点で、教育云々、コーチング云々のレールからは外れてしまってる訳です。
といった感じで、今回様々な角度から「コーチング視点での教育」に関してご紹介することができて、自分としても納得度の高い内容となりました。
とはいえ、なんですが、こう話してる自分も今もって、良かれと思って手を変え品を変えアプローチしたものの、結局相手の行動変容に繋がらなかったなんてことありますし、さほどアプローチした訳でもないのにどんどん前に向かってく例もありますし。
まぁ結局、「相手」あってのことなんですよね、
それと、「教育」と言ってますけど、教えるこっち側がたゆまぬ努力とか学びとかしている姿勢そのものが、相手に(あーしろ、こーしろをはるかに凌駕する)影響を与えてたりするんですよ。学びとか成長には終わりがありませんもんね。
そうやって結局は自分に返ってくるのかな、そんな気がしています。
実は今回の講演動画データをいただいてますんで、上手いこと編集して、何かの機会にシェアいたします。
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それでは、また。
▷こちらの書籍にて、分担執筆でコーチング的観点からの教育について書かせていただいておりますので、もし良かったら参考にしてみて下さい!↓