株式会社メディケアソリューション

その資格取得、“コモディティ化”してない?!

作成者: Eiichiro KUJIRAOKA|22/08/21 8:45

 

弊社オフィスより・・・

 

少し前だと、国家資格「キャリアコンサルタント」、最近だと「公認心理士」資格が大流行りだ。

SNSを見ているだけでも、医療関係者が次々とトライしている印象を受ける。 

 

皆さんはどんな目的があって取得しようとしてるのだろう??

 

よくガラケー、などと言うように、「ガラパゴス化」という言葉がある。

これは、「一般化」「陳腐化」といった意味だ。(むしろ、「コモディティ化」という方がしっくり来るかもしれない。)

 

そもそも、何らかの資格になぜ挑戦するかというと、自己研鑽の一環であったり、キャリアアップを目指して、ということが多いだろう。それはとても素晴らしいことだし、もちろん否定のしようがない。

 

しかし、みんながこぞってそれを取得し、ひとたびプロフィールに書き込めば、どうなるだろう? 

即一般化の方向に進む。何せ、みんながそうなんだから・・

こういう現象は今までも散々見てきて。

 

まず自分の分野でいうと、コーチング。

もう10何年前になるが、半ば流行りのようになり、みんなが◯◯◯認定の資格を持ったりしてた。

この医療業界においても、何回目のブームか分からないが笑、最近だと特にある某団体のコーチ認定資格を取ってプロフィールに書かれてたりするのを見るが、もはやコーチ毎の区別がつかない・・汗 

こうなると各自が色々な発信をしたとしても、きっと集客合戦のようになってしまうだろう。。

 

 

あと理学療法士でいうと「認定」とか「専門」とかの資格があるのだが、これも目指す人、取得者は結構目立つようになってきた。

プロフィールでもよく見るし、地元の同業者でも増えてきた。これが一般的になってくると・・・差にならない・・・

 

雰囲気が分かりますかね?

 

差をつけるためのものだったはずが、逆に没個性になってしまうという、、

 

 

 

そういえば、随分前に「福祉住環境コーディネーター2級」資格を取ったことがあるが、だから何だったのか...?

 

 

たしかに資格取得というのは、勉強する時のベンチマークにはしやすい。

受かった、落ちたと結果がハッキリしていることと、頑張りの指標にとても良いし、モチベーションにもなる。

 

ただ、覚えておかなきゃ行けないのは、資格というのは、ぶっちゃけ、発行する団体のビジネスな訳で。

それにかかる参考書や講習会、年会費や更新費用なんていったら、莫大な収益になる訳だから。上手くできてる。

 

 

かくいう私も、昨年は国家資格「ITパスポート」に合格し、

https://www.medicaresolution86.com/blog/2021/09/18/itpassport


目下「マーケティング検定2級」資格に再トライすべく、学習しているところ。(←やってるんかいっ!笑)

 

これはもちろん誰に言われた訳でもなく、今やってる場所や役割において、知っとかなきゃいけないことがあるから。

常々、これ取ったからナンボのもんじゃい!というのは自覚している。

 

 

そうなんです、勘違いしちゃいけないのは、決して資格が何かしてくれるわけではなく。

そして、自分はこの資格を取れば、給料が上がるんだろうか、なんてそんな訳もなく。なぜこんなに私は頑張ってるのに、認めてくれないんだ!なんてもってのほかで。


結局は、資格どうこうではなく、実業でどれだけの成果をあげられるかと、どう自己ブランディングしていくか。

資格を明示することが、かえってマイナスブランディングになることもあるかもしれない、ってこと。

 

それが不明確だと、傍目には、単なるキャリア迷子になってる人にしか見えないかもしれない。

 

 

だからこそ、もし何らかの資格取得を考える時に、常々キャリア展開していく上でも、

「それは何のために?」 「それでどうしたいの?」

こうした自問自答が大事になるだろう。

 

 

 

 

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