仕事に行っていて、もっともストレスを感じること。
それは、単に仕事の多さや業務の複雑さではないですよね? もちろん、仕事量が多いこともストレスの一因にはなりますが、それ以上に、上司が嫌で仕方ない、どうにも苦手だ、ということが大概を占めてるのではないでしょうか?笑 私も分かります。
チームを作っていく上での施策、マネジメント手法など数あれど、結局のところ、上司との信頼関係がベースとなる訳です。そこが出来てない訳ですから、モチベーションやパフォーマンスに響くことなど、容易に想像できます。メンタルヘルスにだって影響大でしょう。
そこで今回は、このような上司に対して、どのように接したらいいのか、いくつかヒントをお伝えできればと思います。
上司との関係を改善するための具体的なアプローチや、日常のコミュニケーションで気をつけるべきポイントなどを考えてみましょう。これにより、少しでも職場でのストレスを軽減し、より良い職場環境を築く手助けになれば幸いです。
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実は上司もコミュニケーションが得意ではなく、どう接したらいいのか分からない、ということがあります。彼らもまた、職場での人間関係に悩み、どのように部下と接するべきか試行錯誤しているのかもしれません。
その言動や行動に出ているのは、リーダーとしての自信がない表れかもしれません。自分の意見を伝えることに不安を感じたり、部下からの評価を気にしている可能性もあります。
だから、振る舞い・言動がぎこちなくなっている・・
また、ひょっとしたら、その上司もあなたのことが苦手なタイプかもしれません。お互いに理解し合うことが難しいと感じているかもしれません。
その人にだって、きっと家族がいたり、子供がいたりするのかもしれない。親の介護をされてるかもしれない。家庭での責任やプレッシャーが、職場での態度に影響を与えていることも考えられます。
少し、背景を察してあげるのです。「この人もきっと大変なんだな、」「逆に気の毒だな、」そんなふうに半ばあわれんでみるのです。
彼らの立場や状況を理解しようとすることで、少しでも共感を持ち、関係を改善する糸口を見つけることができるかもしれません。
上司もまた、日々の生活の中で様々な困難に直面している可能性があることを忘れずに、少しでも心を開いて接することが大切です。
また、その上司のどの部分が「嫌い」「苦手」と感じるのでしょう?
具体的には、その方のコミュニケーションスタイルが合わないのか、指示の出し方が曖昧で困惑するのか、あるいは、感情の起伏が激しくて対応に苦労するのかもしれません。
人は、その部分を着目すれば、そこだけがクローズアップしてそれこそが真実だ、と見えてしまうものです。つまり、上司の一部の行動や性格が気に入らないと、それがその人全体の印象を決定づけてしまいがちです。
しかし、実際にはその人には他にも多くの側面があり、良い部分もあるかもしれません。
ですから、まずはその「嫌い」「苦手」と感じる部分を具体的に特定し、それが本当にその人全体を否定する理由になるのかを考えてみることが重要です。
私もこれまでの社会人経験の中で、この方は本当に私とウマが合うな、好きだな、と感じる方なんて、むしろ非常に少ないです。
多くの人と出会い、様々な職場環境を経験してきましたが、心から「この人とは気が合う」と思える人は数えるほどしかいませんでした。
だいたいそういうもんだよね、といういい意味での諦めです。
職場では、異なる価値観や考え方を持つ人々と協力しなければならないことが多く、時には意見の衝突や誤解が生じることもあります。それでも、そうした経験を通じて学ぶことは多く、自己成長の機会と捉えることができます。
となると、その上司に対して「嫌い」「苦手」と感じてしまうのは、何か自分に対してネガティブな要素、自分の弱さとか苦手な側面の反映かもしれません。
例えば、相手の言動に対して過剰に反応してしまうのは、自分の中にある不安や自信のなさが原因かもしれません。そうした内面的な課題に気づくことで、自己改善のきっかけを得ることができるのです。
そして、そうした人々は、自分自身のコミュニケーション経験値を高め、さらには人間的成長を促してくれる存在ともとらえられます。
彼らとの関わりを通じて、より良いコミュニケーションスキルを身につけ、他者との関係を築く力を養うことができるのです。
そこに対して、こちらもあからさまに嫌な態度をとるのか。それとも、表面上だけでも取り繕うか。それだって、トレーニングの一環です。
職場での人間関係は、時に演技のようなものかもしれませんが、それもまた重要なスキルです。
プロフェッショナルとしての振る舞いを学び、感情をコントロールすることは、長期的に見れば自分自身の成長につながります。
どのような状況でも冷静さを保ち、適切に対応する力を身につけることが、職場での成功に寄与するのです。
ここまで、具体的なコミュニケーション法、というよりは、「捉え方の転換」という観点でお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
当然、ここまでは頑張ってみたけども、その上でやっぱり耐えられない・もう無理、ということだってあるでしょう。
その時は、これ以上我慢せず、離れることを決断されたら良いと思います。
少しでも参考になったら嬉しいです!