あなたの施設では、認知症の方のいわゆる問題行動にお困りではないでしょうか?
何度言っても伝わらない、理解してもらえない、ついイライラしてしまう。
疾患の特性だとわかっていても、日々の忙しさのあまり、ついついあたってしまう。
そんな自分がいやになってしまう。
もう限界…
ましてや、今日びの人手不足です。土台人手が足りない中で、どうやって日々のケアを回したらいいのよ・・
みんな一生懸命やってますし、頭で分かっていても実際にはそっけない態度をしてしまう、とか、カッとなってしまう、なんてことは当然あるでしょう。よく分かります。
こういったスタッフの声を聞いて、どうにかしなければと思った時、どのような対策をとったら良いでしょうか?
施設で認知症のある方との関わっていくには、単発かつ場当たり的なアプローチではなく、マインドの共有化と仕組みづくりが必要なんです。
そういった現場最前線でケアに従事し、悩まれている方のために開発した、認知症利用者さんの「心」と「感情」に着目したコミュニケーションメソッド。
相手との信頼関係構築をベースに、その行動になっている背景に思いを馳せ、柔軟性ある(フリースタイルな)ケアを展開します。
そして、コーチングの考え方を利用者さんだけでなく、ケアする側にも応用します。
なぜなら、ケアする側のマインドセットやスタンス如何によって、利用者さんの反応も変わるからです。
当「認知症コーチング養成講座」では、ケースごとに異なる課題に対して、ファシリテーターである私と参加者との深い「対話」というツールを通じて、新たな視点や解決策を見つけます。
前半は書籍を元にしたショートレクチャーを。
後半は実際のお困りケースを提示していただくのですが、これに対して、6つのマジッククエスチョンを投げかけつつ、対話していく中で、予想外の解を編み出していく!
いわば、「心(コーチング)」×「身体(リハビリテーション)」×「仕組み(マネジメント)」を組み合わせたチーム作りや人材育成のための研修ファシリテーションのポイントなど、チームマネジメントでのポイントまでお伝えしています。
今の膠着状態をどうやって抜け出したらいい?
これって、まさに盲点に陥ってしまった状態です。
それを打開するために、「魔法のような」6つの質問をご用意しています。
全てをお伝えすることはできませんが、マジッククエスチョンの1番目をご紹介しましょう。
Q1.「その何が困るの?」
この時点で、参加者は「は?」と一瞬混乱します。
だって、困ってるから問題行動なんでしょう!と。
しかし、もう一度聞きます。
「で、その何に困ってるんですか?」
・・・まぁ、そう言われると、そんなに困ってる訳じゃないかも?ちょっとこちらの都合で厄介だっただけかもしれませんね・・
など、ふと我に返ります。
クエスチョンに答えていく中で、(また随時解像度を上げるための質問も投げかけていく中で、)徐々に何かに気づき始めます。
ファシリテーターや他の参加者との対話が生まれます。コレなんです。質問はあくまできっかけ作り。
とかくケースバイケースで正解がないのが認知症ケア。
自分の思いを口から出す。否定せずに聴いてもらう。意外なフィードバックをもらう・・・
講師ー参加者間の対話によって、最適解や思いもしなかった妙案が生まれるのです!
そんなスリリングな場面を先日の回でも垣間見ることができました。
問題行動が問題行動じゃなくなる?!
認知症ケアを少しでも楽にする、全く新しい手法かもしれません。
他施設の取り組みを知れるチャンスでもありますので、ぜひまた次回の開催をお待ちください!
*ともあの車座
https://tomoa.co.jp/hpgen/HPB/entries/40.html
https://peatix.com/group/16339286